ビップ扱いのインツーリスト
夜が明け、朝食を食べました。何かお腹が減ってないのです。時差の関係でしょうか?そう東に向かって飛んだので、時間を逆戻りさせて、夜が短かったのです。
そしてまもなくしてハバロフスク空港へ到着しました。決して立派とは言えないソ連製の飛行機です。離陸の時と着陸の時が一番危ないといいます。
そんな心配もよそに無事着陸しゆっくりと飛行機は止まりました。みんな、がやがやと立ち上がり出口へ向かおうとしたら、スチュワーデスがロシア人を少し待てと静止しました。
周りのロシア人はまた「インツーリスト〜」「〜インツーリスト」なんて言ってこちらを見てます。
まもなくタラップからベテランのスチュワーデスが昇ってくるのが窓から見えました。そして我々4人にの所へ来て「どうぞ」という感じで案内され、4人だけ先に降ろされました。
そしてバスで我々4人だけ乗せられ飛行機から建物まで連れて行かれました。
乗る時と同じくまた何かビップ扱いでした。
でもちょうどそのころ、フィルピンの次期大統領候補と言われていたアキノ氏が飛行機を降りて直ぐ射殺された事件がありました。
テレビとかでやっていた{スチュワーデスがタラップから乗り込んできてアキノ氏だけ先に案内され降りたところを…}という映像が頭に焼き付いていたので、なんとなく怖かったです。
でも無事に飛行機を降り、今度は何十人も乗れるバスに我々四人だけ乗せられ空港の事務所的な所に案内され、荷物等のチェックをされました。一見VIP扱いなのですが、しっかり監視されてるのだとつくづく感じました。
そうここはソ連,共産圏の国なのでした。資本主義の国から敵国の日本人たちの行動にはやはり自由はないのです.
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