ボーバ・ミーシャ・サーシャ 隣のコンパートメントで
ロシア号からの眺めは単調に雪原が続きときどき白樺林がある程度なので、外の景色など直ぐに見飽きてしまう。
ただひたすら雪原を眺め続ける頑固そうな老人もいたが、退屈な時間をいかに過ごそうかと多くのロシア人も考えていたのでしょうか。隣のコンパートメントのロシア人と話をするようになりました。
一人はちょこまか動くちょっと小柄なボーバ、もう一人はめちゃくちゃ大きい体にのっそりとしたミーシャというコメディーにでも出てきそうな2人組でした。
オオリャが聞いたところによるとどうやら2人は技師のようでした。
さらに別のコンパートメントには、子供連れのまじめそうな夫婦がいました。
子供がまたボーバという4、5才の男の子で、オーリャは自分のロシア語の会話のレベルが男の子と同じくらいで、ちょっとした言い回しが違うとボーバが「おまえの言葉は違う」といい直すんだと苦笑いしていた。
「タヌク」「サマリョータ」この子のおかげで、いくつかのロシア語の単語を憶えました。
このボーバも今や同じくらい、あるいはもっと年上の子供がいるお父さんになってるかもしれない。
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