モスクワ・ベリョースカにて…またもや財布が!

beryo.jpgモスクワを、今晩去るという最後の日。街を歩きながら我々もそろそろ家族や友人にでもみやげを買わねばという気になり、ベリョースカという外貨ショップに行きました。


ここモスクワのベリョースカは、ハバロフスクのそれに比べるとさすがに大きく確か3フロアーくらいあったと思います。
そこへ大きなバスが何台も乗り付けていろんな国のツアー客が、みやげを買っていた。
貴金属類・琥珀・食器・毛皮など種類別 に各種取りそろえられていた。
その数年後に、ペレストロイカ政策や民主化の波で
どこもかしこもが物不足になるなんて誰も想像もできないような大品揃えだった。



食器好きな女性が泣いて喜ぶようなチャイナペイントされたティーカップなども
多量にあったのだが貧乏旅行の面々にとっては
猫に小判、馬の耳に念仏、ハタボノフにキャビアなのであった。



マトリョーシカが種類別にたくさん並んでいるのは特に印象に残る壮観な眺めであった。 私、ハタボノフもついつい「ソ連の土産といえばこれでしょう」
という感じで黄色いマトリョーシカを買ってしまったのでした。
ただし一番大きな奴でなく2番目の大きさのを買うところが
ハタボノフのせこいとこかも?しれない。
そのときはまだ、大統領・書記長マトリョーシカは
存在していなかったと思うがどうだったろうか?



…ところがここでまたハタボノフはやってしまいました。
気が付くとポケットに入れた財布がない!
「おおまたか。何度目だ? …。」
自らも、ヤマチャノフスキーもオオリャも皆そう思ったことでしょう。
そして果たして程なく例のごとく見つかるのでした。
ただ今度をホントに落としていて、歩いて来たところを必死に探したのでした。


階段を上って確か3階まで来ていたので2階におりて探し
1階へ階段を駆け下りようとしたら,下から2人のロシア人のお姉ちゃんが昇ってきて
「ディスイズ・ヨアーズ」とにっこりと話しかけてきました。
「イエス・イエス」「スパシーボ」
と大助かりで、お姉ちゃんがとっても
”クラシーバ”
に見えたような気がするようなしないような。
制服を着ていたのでどうやらこの店の店員のお姉ちゃんだったようです。
思わず「ソ連ってホンーっとにいいもんですね。」
「ではまた来週。さよなら。さよなら。さよなら。」
何て言ってみたくなりました。



おっちょこちょいで困った人間ですが、なんとも運がよく助かりました。
日本ではこうはいかないんじゃないかと思ったものでした。

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